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目次
はしがき序 章 ペレストロイカと国家の解体――本書の課題と構成
第1部 ペレストロイカの開始と展開
第1章 ペレストロイカの開始と初期の民族問題
第1節 ペレストロイカの開始――1985-87年
1 ゴルバチョフ政権の発足からペレストロイカ始動へ
2 ペレストロイカ初期の民族問題と民族政策
第2節 政治改革の始まり――1988-89年前半
1 政治改革への着手と連邦制問題の浮上
2 論争の本格化
第3節 1989年後半
1 ペレストロイカ拡大の継続と社会的不安の浮上
2 第一回ソ連人民代議員大会における民族問題
3 9月総会と民族問題政綱
4 共和国の選挙制度改革および第二回ソ連人民代議員大会
第2章 バルト三国
第1節 ペレストロイカ初期まで
1 歴史的背景
2 ペレストロイカの開始とバルト諸国
第2節 人民戦線の結成および主権宣言
1 人民戦線運動の開始――1988年春‐初夏
2 人民戦線運動の拡大と共産党の変容――1988年夏
3 人民戦線創立大会――1988年10月
4 インテル運動の開始
第3節 人民戦線運動の拡大と独立論の高まり
1 ソ連憲法討論とエストニア主権宣言
2 独立論の公然化と政治対抗の激化
3 共和国内少数派問題の深刻化――共和国国籍・選挙権問題および内部自治地域創設論
4 独立論の更なる強まり――1989年秋から年末にかけて
第3章 中央アジア
第1節 歴史的背景
1 ソヴェト中央アジアの成立
2 民族構成および言語状況
第2節 ゴルバチョフ政権最初期の中央アジア――1985-88年
1 幹部更迭とその波紋――アルマアタ暴動およびウズベク汚職事件を中心に
2 環境問題と社会問題
第3節 ペレストロイカの展開と中央アジア――1989年
1 全般的情勢
2 民族間関係の複雑化
第4章 ハイアスタン(アルメニア)およびアゼルバイジャン
第1節 南コーカサス(ザカフカース)概観
1 ソヴェト政権初期まで
2 ソヴェト政権下のザカフカース
第2節 ナゴルノ=カラバフ紛争およびアルメニア=アゼルバイジャン関係
1 紛争の開始――ペレストロイカ初期から1988年前半まで
2 紛争の継続と拡大――1988年後半から89年にかけて
第3節 ハイアスタン(アルメニア)情勢
1 ペレストロイカ初期――1988年半ばまで
2 民族運動の高まり――1988年後半から89年にかけて
第4節 アゼルバイジャン情勢
1 ペレストロイカ初期――1988年末まで
2 アゼルバイジャン人民戦線と主権宣言
第5章 サカルトヴェロ(グルジア/ジョージア)
第1節 背景――グルジアにおける民族問題
第2節 ペレストロイカ開始とグルジア
1 ペレストロイカ初期のグルジア
2 ペレストロイカ初期のアブハジアと南オセチア
第3節 トビリシ事件と民族運動の急進化
1 トビリシ事件とその衝撃
2 トビリシ事件後のアブハジアおよび南オセチア情勢
第6章 モルドヴァ(モルダヴィア)
第1節 背景
1 モルドヴァ(モルダヴィア)史概観
2 ペレストロイカ前夜のモルダヴィアにおける民族状況
第2節 ペレストロイカと民族運動の展開
1 ペレストロイカ初期のモルダヴィア
2 政治闘争激化の始まり――1989年夏以降
3 沿ドネストル地域における運動の開始
4 ガガウス人地域の動向
第7章 ウクライナとベラルーシ(白ロシア)
第1節 ウクライナ
1 歴史的背景
2 ペレストロイカ初期のウクライナ
3 民族運動の展開と政策の変化――1989年のウクライナ
4 クリミヤ
第2節 ベラルーシ(白ロシア)
1 歴史的背景
2 ペレストロイカの開始と白ロシア
第8章 特異な共和国としてのロシア共和国
第1節 ソ連の中のロシア共和国
1 前提
2 ペレストロイカと「ロシア問題」の浮上
第2節 ロシア内部の民族的自治地域
1 全体状況
2 ヴォルガ=ウラル地域――タタールおよびバシキールを中心に
3 北カフカース(北コーカサス)
第2部 ペレストロイカの急進化と政治的分極化
第9章 政治的急進化とその矛盾
第1節 1990年夏まで
1 全般的状況――ペレストロイカ急進化の第二段階と政治的分極化
2 中央の対応――概観
3 離脱手続き法
4 権限区分法――同盟条約への先駆
5 同盟条約案作成作業の開始――1990年春‐初夏
6 共産党と連邦制
第2節 1990年秋‒91年初頭
1 全般的状況――ペレストロイカの行き詰まりと転機
2 経済改革問題と連邦制問題のリンク
3 同盟条約案をめぐる攻防――1990年秋
4 対決の絶頂――1990年末‐91年初頭
第3節 1991年春から8月まで
1 全般的状況――和解の模索の開始およびその困難
2 第二次同盟条約案,3月レファレンダムから「9プラス1」の合意へ
3 同盟条約案再改定の試み――1991年5月‐7月半ば
4 第四次同盟条約案作成と政治闘争――8月政変前夜
第10章 ロシア共和国
第1節 ロシア新政権の発足
1 1990年3月選挙と新しいロシア政権の出発
2 ロシア共和国共産党の創立
3 新しい対抗関係の形成
第2節 《ロシア対ソ連》の対抗関係の本格化
1 「法律の戦争」の全面化
2 ロシア新憲法問題
3 対決の絶頂――1991年1‐2月
第3節 転換と手詰まり――1991年3月以降
1 ロシア大統領制の導入
2 大統領選挙以後のロシア政治
第11章 ロシア共和国内の民族的自治地域
第1節 総論
1 新しいロシア共和国政権の誕生と民族的自治地域問題
2 三層関係での政治――ソ連・ロシア共和国・内部自治地域
第2節 ヴォルガ=ウラル地域――タタルスタンおよびバシコルトスタンを中心に
1 タタール自治共和国/タタルスタン共和国
2 バシキール自治共和国/バシコルトスタン共和国
第3節 北カフカース(北コーカサス)
1 カフカース(北コーカサス)全般
2 チェチェンとイングーシ
3 イングーシ=北オセチア紛争の本格化
第12章 バルト三国
第1節 独立宣言へ――1989年末‒90年前半
1 複数政党制導入および共産党の分裂
2 共和国最高会議選挙と独立宣言採択
第2節 中央との交渉および共和国内対立――独立宣言から1990年夏まで
1 対峙および和解への模索
2 各共和国内での政治情勢
第3節 大詰め――1990年秋から91年8月まで
1 交渉の行き詰まりから緊張の絶頂へ――1990年秋‐91年1月
2 独立路線の再確認とその後
第13章 サカルトヴェロ(グルジア/ジョージア)
第1節 グルジア全体の情勢
1 独立論の拡大
2 独立の主導権をめぐる政治闘争
3 ガムサフルディア政権下のグルジア
第2節 グルジア内の自治地域
1 グルジア政権の民族問題への対応
2 南オセチア紛争――内戦の始まり
3 アブハジア情勢
第14章 アゼルバイジャンとハイアスタン(アルメニア)
第1節 ナゴルノ=カラバフ紛争および両共和国間紛争
1 1990年における紛争の展開
2 1991年――対抗の一層の激化
第2節 ハイアスタン(アルメニア)情勢
1 新しい共和国政権の出発
2 独立への歩みの開始
第3節 アゼルバイジャン情勢
1 1990年1月バクー事件とその後
2 共和国選挙とムタリボフ体制
第15章 モルドヴァ(モルダヴィア)
第1節 緊張の漸次的増大――1990年前半
1 共和国中央レヴェルの政治過程
2 沿ドネストル情勢の深刻化
3 ガガウス人地域の情勢
第2節 緊張のさらなる激化――1990年秋-91年前半
1 地域間対立の昂進
2 紛争の暴力化
3 共和国中央(キシニョフ/キシナウ)における政治過程
第16章 ウクライナとベラルーシ(白ロシア)
第1節 ウクライナ
1 1990年3月選挙から主権宣言採択へ
2 独立論の台頭と共和国内政治対立の激化
3 クリミヤ情勢
第2節 ベラルーシ(白ロシア)
1 1990年3月選挙から主権宣言へ
2 主権宣言採択後のベラルーシ(白ロシア)
第17章 中央アジア
第1節 概観
1 中央アジア諸共和国の主権宣言
2 民族間衝突・暴動の第二波
第2節 カザフスタンとキルギスタン(クルグズスタン)
1 カザフスタンの新しい動き
2 キルギスタン(クルグズスタン)――オーシ事件からアカーエフ政権成立へ
第3節 ウズベキスタン,トルクメニスタン,タジキスタン
1 ウズベキスタン――権威主義的民族主義への傾斜
2 トルクメニスタン――ペレストロイカ後期のニヤゾフ政権
3 タジキスタン――内戦への背景
第3部 8月政変からソ連の解体へ
第18章 8月政変
第1節 クーデタから政変へ
1 奇妙なクーデタとその失敗
2 対抗クーデタ=革命
3 連邦/同盟体制の暫定的再編
第2節 8月政変と各共和国
1 クーデタとの対決――バルト三国,モルドヴァ,キルギスタン(クルグズスタン)
2 南コーカサス(ザカフカース)の三共和国
3 ウクライナおよびベラルーシ
4 中央アジア
5 ロシア内部の共和国
第19章 過渡期――1991年9‐11月
第1節 同盟/連邦再編の最後の試み
1 8月政変後の交渉再開
2 同盟条約構想の練り直し
3 大詰め――10月末から11月にかけて
第2節 ロシア以外の共和国の動向
1 モルドヴァおよびサカルトヴェロ(グルジア/ジョージア)
2 ハイアスタン(アルメニア)およびアゼルバイジャン
3 ウクライナおよびベラルーシ
4 中央アジア
5 ロシア内部の共和国
第20章 ソ連国家の最期
第1節 スラヴ三国によるソ連解体決定
1 ミンスクおよびベロヴェジャの会談――前夜から直後まで
2 三共和国における批准とその後
第2節 スラヴ三国以外の各共和国の反応
1 中央アジア
2 南コーカサス(ザカフカース)およびモルドヴァ
3 内部少数派地域
第3節 ソ連解体の最終決定とゴルバチョフの退陣
1 アシハバード(アシガバート)からアルマアタ(アルマトゥ)へ
2 終幕
あとがき
文献一覧/図表・年表・地図一覧
索引
内容紹介
1991年12月,ソ連の消滅.冷戦の中心であった特異な大国が,ペレストロイカと呼ばれる改革を経て,国家解体に行き着くこの重大事件を歴史的に解明する.15の共和国の独立にいたる紆余曲折の局面を詳細に分析し,複雑な相互関係がもたらした終焉の総合的な分析を試みる.現代史研究の第一人者による集大成.著者紹介(「BOOK著者紹介情報」より)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
塩川 伸明(シオカワ ノブアキ)東京大学名誉教授/1948年生まれ。東京大学教養学部卒業、同大学院社会学研究科博士課程単位取得退学。東京大学社会科学研究所助手をへて、東京大学大学院法学政治学研究科教授。2013年定年退職
著者について
塩川 伸明 (シオカワ ノブアキ)東京大学名誉教授
商品の説明
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